こんな人におすすめ!
- 大好きだった保育士の仕事に就けたのに、最近イライラすることが多くなった
- 子どもにすぐイライラしてしまうのは、保育士失格じゃないかと悩んでしまう
- 同僚保育士、保護者と上手くコミュニケーションが取れない私は、保育士に向いていないかも…
たしかに子どもの行動にイライラしてすぐ怒ってしまう自分を責めてしまう保育士さんはたくさんいますよね。
中には、私は保育士に向いていないから転職しようかと考えているかもしれません。
結論ですが、保育士でも子どもにイライラすることは普通にあります。
むしろ子どものことを考えているからこそ、出てくる発言です。
ただ感情的に怒っている人は、そんな発想にも至りません。
ただし、イライラの原因によっては転職を選択した方がいいケースもあるので注意が必要です。
保育士から異業種へ転職経験のあるすみが解説します。
子どもにイライラする=保育士に向いていない?
結論から伝えると、子どもにイライラするのは保育士でも一般の方でも一緒です。
「保育士だから、子どもにイライラすることはない」と言うのは妄想ですよ。
元保育士が子育てについて書いた書籍が販売されています。
いくら保育を学んだと言っても、子どもを育てる現場は別物です。
「自分の思ったように動いてくれないのは当たり前。でも、私自身も体も心も余裕がないからイライラしてしまう。」
これが子育ての現実です。
それは保育の現場だって同じですよね。
ですので、子どもにイライラしてしまうから保育士に向いていないとは一概に言い切ることはできません。
【保育士 向いていない イライラする】感じる理由
とはいえ、子どもにイライラしてしまうと言う保育士の方は多いですよね。
どういったことにイライラするのか保育現場でよくある理由が以下です。
1つずつ解説します。
言うことを聞かない子どもにイライラする
「子どもだから仕方ない」と思う気持ちがある反面、なぜ言うことを聞いてくれないの?とイライラしてしまうこともありますよね。
そのイライラを子どもにぶつけてしまい、後で後悔する…悪循環に陥る可能性もあります。
子どもが言うことを聞かず怒ったり泣いたりすることを「かんしゃく」と言います。
引用:
かんしゃくは、思い通りにならず、気持ちのコントロールができなくなっている状態です。例えば、自分でしたいのにできなくてイライラしたり、できないことが悔しくてかんしゃくを起こすこともあります。
姫路市
子どもの気持ちに立つことが大切なのです。
しかし、「かんしゃくは子どもの成長過程で起こること」と頭で理解できていても、保育現場では感情的に叱ってしまったり、怒りを抑えるためにストレスを溜めたりすることも少なくありません。
上記のようなことが続くと、いつもイライラしてしまって保育士に向いていないのかもと思ってしまう人も多いでしょう。
カリキュラムがいっぱいで時間の余裕がない
保育士の1日はハードなことでいっぱいです。
なぜなら、カリキュラムをたくさん用意しているからです。
時間に追われ、心に余裕がないと突然のアクシデントが発生した際に、イライラしてしまいますよね。
もっと時間にゆとりを持って、子ども1人1人を保育してあげたいと考えているのに、理想と現実のギャップが大きいと、「自分には保育士が合っていない」と凹んでしまうのです。
同僚保育士とうまく連携できない
クラス担任、サブリーダー、雑務担当など役割分担して保育するのが一般的です。
しかし、役割を与えられた者同士が上手くコミュニケーションをとれていないと、イライラしてしまう人は少なくありません。
例えば、新人保育士に業務を任せたのに、業務がまったく終わっていなかったというようなケースです。
特に保育士の仕事は、1人で行えないことが多いため、連携して進められないと関係がギクシャクしてしまいかねません。
そう言ったことが続き、いつしか当たりが強くなりイライラが募っていくのです。
クラスをうまく回せない自分にイライラする
クラス担任を受けもつようになってくると、他のクラスと同じように、上手く対処できないことにイライラすることも増えます。
それが例え「経験の違い」だと理解していても、自分自身に納得できず自分を責めてしまうケースも少なくありません。
責任感が強く、自分で何でもできると思っている人に多い傾向ですよ。
「あの先生がリーダーだと上手くクラスが回るのに」など比べられている話など、想像してしまいさらに落ち込んでいく人もいます。
そんな理想とのギャップにイライラしてしまうのです。
保護者対応にイライラする
子どもとの対応にイライラしているのでなく、保護者からのクレームにイラッとしてしまう人も少なくないでしょう。
言われて当たり前の内容であれば、真摯に受け止めるべきです。
とはいえ理不尽なクレームをたびたび受けていると、イライラがピークに達して、「私は保育士が向いていないから辞めたい」と精神を消耗してしまうでしょう。
例えば、
バカ親って言うな!モンスターペアレントの謎」より
などと言う保護者対応です。
明らかに無茶な要望ですよね。
上記のような理不尽なクレームを繰り返す保護者のことを『モンスターペアレント』と言います。
もちろん、上記のような保護者対応でなくても、小さなクレームが積み重なりイライラが大きくなっていく保育士は多く存在します。
他の保育士のところへ子どもが集まる
自分と他人を比べてしまい、落ち込む方も保育士の方も少なくないですよね。
上記のように落ち込み、イライラしてしまう人はいます。
たしかに、一緒にはたらく同僚の方は子どもに人気なのかもしれません。
しかし、それだけであなたと他の保育士に優劣をつけるものではありません。
保育士の立場は違っても、経験値や得意なことは人それぞれです。
とはいえ、考えてしまうと頭から離れず、メンタルを消耗してしまう保育士が存在します。
同僚保育士ができることが自分にできない
自分は苦手でできないことが他の保育士は上手にできてしまうと、気持ちが落ち込む反面、できないことにイライラしてしまうことも多いでしょう。
これも他社と比べることで発生している悩みです。
例えばピアノや絵画制作など、保育士として働くなら必須となってくるような事です。
ピアノは小さい頃から習っているほど、上手い傾向があります。
特に、同僚保育士が得意であると、その悩みは大きくなるでしょう。
保育の仕方が他の保育士と違う
新しく入ってきた新人保育士が、自分の保育方針と異なることを行い、イライラしてしまうケースがあります。
自分の「保育」に対する考え方が正しいと思っている人ほど、陥りがちな状態です。
例えば、子どもがパズルで遊んでいて、本来の遊び方と違う遊び方をしていたケース。
迷路の正しい遊び方を教えたAさん、正しい遊び方ではないけど、遊んでいるのを見守ったBさん。
どちらも自分の保育観で選んだ行動です。
しかし、どちらか一方のやり方が納得いかず、不満を感じてしまう人がいます。
特に、情熱を持って仕事に取り組んでいる人ほど、信念を強くもっており、この状況に陥りがちです。
上記のような方は、自分と保育方針が合わないとイライラしてしまうことが多いでしょう。
【保育士 向いていない イライラする】向いていない人の特徴
周りが見えない
- 1人で仕事を進めようとしてしまう
- 計画を立てるのが苦手
といった、目の前の仕事にしか目がいかないタイプの人は保育士に向きません。
なぜなら、保育士の仕事は多くの業務をこなしながら、子どもを見る仕事だからです。
1つのことに没頭して仕事をすることは、子どもの危険に気づけないリスクが伴います。
また、保育園の仕事は共同して進めていく仕事が多数存在しますので、1人だけ歩幅を合わせず進めることは周りの保育士に迷惑をかける可能性が高いでしょう。
ですので、周りが見えないと、保育士を続けていくことは難しいでしょう。
人見知りがつよい
保育園では年間行事が多く、人見知りするタイプだと行事のたびにしんどくなります。
人によっては、「コミュニケーション能力がない」と評価されてしまうかもしれません。
保育士は、やはり周囲の保育士と連携を図り、子どものかけがえの無い時間を作っていくことが大切です。
たとえば人見知りであっても、周りの保育士に指示を出してリーダーシップをとらなければならないケースもあります。
「人見知りだから、そういうのはちょっと…」と避けるのが難しい仕事です。
ですので人見知りを克服できない方は、保育士になってから「向いていない」と感じることが多くなるかもしれません。
他人より劣っているとすぐ考えてしまう
一言でいえば、「ネガティブ思考」の方は保育士に向きません。
なぜなら保育士の仕事は、多種多様で向かない仕事もあるからです。
たとえば、「同僚の保育士さんは、ピアノを上手に弾けるのに私は…」とすぐ比べてしまう方です。
人によって得意、不得意はあるものです。
全ての仕事を完璧にこなせる保育士はいません。
それに、今は完璧に仕事ができると評価されている方も、失敗を積み重ねて今のレベルに到達した可能性が高いはずです。
だからこそ、他人とすぐ比較して劣等感を感じる方は、保育士に不向きなのです。
子どもを好きになれない
子どものサポートは、保育士の仕事で大きな割合を占めます。
心の底から子どものことが好きで、子どもに寄り添える保育士なら、まさに転職です。
しかし、子どもと接することが苦痛な人は、保育現場で理不尽に感じた時に子どもの気持ちに寄り添った対応はできません。
- 「子どもが嫌い」
- 「子どもが苦手」
そんな方は、保育士の仕事をし続けていると、イライラしてしまう可能性が高いです。
保育園の方針に合わせない
保育園の方針が合わないと、自分が理想としている保育観ができないことに悩む保育士も多く出てきます。
保育園の方針によっては、「一斉保育が中心」で子ども一人一人をみる時間が少ない園もあり、思ったような保育ができないこともあります。
職員として雇用されているからには、保育園の方針に従わなければなりません。
たとえ、子どもたちのことを思ったことでも、保育園の方針と合っていなければ園の方針に従うことになります。
体力がない
保育士の仕事をしていると、体力が必要なケースがたくさん出てきます。
たとえば、以下のようなことが保育士ではよく起こります。
- 子どもと全力疾走で園庭を走る
- 子どものおんぶや抱っこをする
- 重たい荷物を運ぶ
体力に自信があると思っていても、毎日が戦場のように子どもの相手をしなければなりません。
男性保育士が増えているとはいえ、女性が多い保育士業界では、重たいものの運搬を自分たちで運ばなければいけないケースもあります。
トレーニングジムに通うほどではないにしても、子どもとの関わり合いながら、ハードな重労働も抱えることになるので、体調管理ができない方は注意が必要です。
同時進行でものごとを進められない
保育士は複数の仕事をこなさなくてはならず、複数の仕事を同時に進めるケースも多いです。
たとえば、以下のような状況です。
- 子どもの昼寝中に連絡帳を書く
- 泣いている子どもを見守りながら、別の子どもを指導する
上記のようなケースです。
どうしても、1つのことに没頭して仕事をすることは難しくなってしまうため、同時進行で仕事を進められない人は苦労します。
他人批判
保育士の仕事は、子どもの模範となるように行動をとるべき職業です。
そのため無闇に他人を批判したり、悪口を言ったりする人は保育士に向きません。
しかし、保育士の中には、悪口や批判、陰口を言う人が多いです。
保育士疲れた
X
子どものことで悩む時間よりシフトだったり保育士間の陰口、文句、そして話し合いという名のケンカばかり🤣そんなのに割く時間の方が圧倒的に多い
人間こわい。裏表も怖い。人間不信なりそ。
自分が幼稚園時代いかに恵まれてたか身に沁みる
保育士です。
面倒くさい上下関係、陰口、1人を貶めようとするような職場が多々ありますので覚悟があるならという感じですね。
書くもの、作るものも多いですし
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キレイ好き
保育士として働いている時であっても、「自分の周囲はキレイでなくては気が済まない」と感じる人は保育士に向きません。
なぜなら、園の子どもたちが散らかしたり、汚したりするのが許せなくなってしまうからです。
もちろん、子どものことを考えて、叱るべきときは叱るのならよいと思います。
しかし、自分自身が潔癖症で、周囲が少しでも散らかっているから叱るなら子ども達にも不利益です。
愛のある指導なのか、自己満足のための指導なのかは、見極めが難しいことです。
しかし、最終的に子どもたちのためになることを優先できる保育士でなければいけません。
他人の心配より自分優先
保育士の仕事は、一人でこなす場面は少なく団体行動が主体です。
他の人に目配りできないと、自分の仕事にもシワ寄せがきてしまいます。
たとえば、ペア保育士が自己中心的なケースです。
業務量が多くて、一人だけ仕事を大量に受けもっている保育士がいても、ペア保育士が自己中心的なので、サポートしてくれない状態に…
他の保育士が仕事を分担すれば、仕事が集中することを避けられますよね。
ただし本人に「自己中心的な思考」の理解がないため、周囲が苦しめられてしまうのです。
【保育士 向いていない イライラする】向いている人の特徴
保育士に向いているのは以下の特徴がある方です。
保育士は、子どもが親以外に関わる中でもっとも長く時間を共にする大人です。
だからこそ、子どもの模範になる行動が求められます。
それに加えて、もう一点重要なことがあります。
それが、子どもたちに愛情を注げることです。
社会福祉法人 日本保育協会が発表した「主任保育士の実態とあり方に関する調査研究報告書」によると、以下のことが保育士に求められていると書かれています。
④子どもの行動を受容的な態度で接する保育
主任保育士の実態とあり方に関する調査研究報告書
ありのままの子どもの姿を肯定的に受け入れ、一人ひとりの子どもが、その年齢なりにその子どもなりの成長しようとする意欲を培う場に、保育所がなるように、保育士は常に自ら保育のセンスを磨き、温かい環境を整備する必要がある。主任保育士は愛情満ちた肯定的な受容を行う人的環境のそのモデルとなる。
保育士が子どもたちの未来の人格を育む存在になる可能性があります。
だからこそ、上記で挙げた保育士の特徴を持つことは重要です。
【保育士 向いていない イライラする】感じた時に考えること
「保育士に向いていないかも……」
そんなことを考えてしまう場面も保育士を続けていればありますよね。
そんな時は、どのように対応すれば良いか対処法を解説します。
子どもは好き?
仕事がきつい状況でも、子どもが大好きで大切にできることが重要です。
なぜなら、子どもが好きでないと、保育園で関わる子どもたちに悪影響を及ぼすからです。
たとえば、「仕事が忙しくて自分に余裕がない状況で、園の子どもが言うことを聞かずイライラ……。感情的に叱ってしまった。」
上記のように、自分の感情を抑えきれず子どもにあたってしまうのは、教育上良くありません。
行き過ぎた保育をし続けると、事件に発展する可能性もあります。
以下の引用記事は、実際に保育園で起きた不祥事の一例です。
園児に暴言や宙づり、静岡・裾野の私立保育園
県裾野市は30日、同市の私立「さくら保育園」で保育士3人が複数の園児に暴言を吐いたり、足をつかんで宙づりにしたりといった問題行為を繰り返していたと発表した。15事例確認され、記者会見した村田悠市長は「虐待事件と認識している」と強調。傷害や暴行容疑などでの刑事告発を検討していると明らかにした。
(下略)
日本経済新聞
「私は仕事でストレスのかかる状況で子どもと接するとイライラしてしまう」と自覚しているなら、後々になって、子どもたちに被害を与える可能性があります。
よく自分自身と向き合って考えてみましょう。
これからも子どもに関わりたい?
保育士試験合格者の就職状況等に関する調査研究報告書の内容によると、就業する意思に関する具体的な理由の多くが、「子どもと関わる仕事がしたい」と回答しています。
報告書の内容からもわかるように、保育士を続けるのに子どもと関わりたい気持ちがどれだけ強いかが大きく関わっています。
保育士を続けるか考える時、やはり最後は「子どもが大好き」かどうかが問われます。
【保育士 向いていない イライラする】感じた時の対処法
好きなのに、子どもとの関わりで悩んだ経験のある方もいるのではないでしょうか?
本章では、保育士をしていてイライラした時の対処法を解説します。
子どもが嫌いなのかも…と感じてしまう
子どもが嫌いなのは、「特定の子どもに対して思うのか」「子ども全体に感じるのか」によって対処法が異なります。
特定の子どもに対して、「嫌い」と感じるなら、特定の子どもに対して苦手意識を持っているのでしょう。
距離を置けるなら、なるべく距離を置くようにし、その子どもの良い面に目を向けると見方が変わってくるかもしれません。
一方で「子ども全体に対し嫌になっている」場合は、仕事ストレスが大きい可能性があります。
自分の受けもっている仕事が多すぎないか、休みを取れているか など一度振り返ってみることが大切です。
仕事の要領が悪く、他人と比べてしまう
保育士は、さまざまなことをしなければなりません。
ピアノを弾く、制作物の制作、絵本の読み聞かせ など、すぐに習得するのが難しいことも多いでしょう。
そのため保育士の仕事は、多様さを求められます。
しかし、全ての人が保育士に求められる業務を完璧にこなせるわけではありません。
だからこそ、他人と比べず自分ができることを一生懸命行うことが大切なのです。
幸せを他人と比較しない、自分の幸せは自分で決める。それが働き甲斐につながる。
それを伝えるのが人材育成。
X
人それぞれ個性があります。
他人と比べすぎると、幸せから遠ざかっていきますよ。
人前で話すのが苦手だ
- うまく人前で話せない
- 大きい声を出すのが苦手だ
- 保護者とのコミュニケーションも苦手だ
上記のように、コミュニケーション下手、あがり症な人は少なくありません。
保育の現場では、人前で話す機会や、大声を出す機会は多いです。
最初は慣れないことが多いため、緊張するかもしれませんが、機会を重ねるごとに慣れてきます。
もし慣れない方は下記のことを試してみましょう。
- 人前で話す前は予行準備しておく
- 練習する
- 余計なことは言わない
- 話すのが上手い人を参考にする
少しの努力で、大きな違いを生み出しますよ。
自分の保育観と合わない
保育士を目指し勉強していたときは、自分がなりたい保育士を思い描いていた人も多いのではないでしょうか。
しかし、いざ働いてみると「想像していた保育じゃない」とギャップに悩む保育士は多くいます。
もちろん、どんな仕事に就職しても同じことは言えます。
- 大手新聞会社に就職したから、どんどんスクープを取れる記者になろうと意気込んでいたのに、総務部にまわされて働いている
- 事務職で就職した会社で、人手が足りなくて営業まわりしている
上記のような感じです。
必ず自分がやりたい仕事だけしたいなら、誰かに雇われている状態(会社員)では難しく、独立するしかありません。
しかし、それにはお金が必要ですし、現実的ではないですよね。
だからこそ自分がコントロールできることから始めてみることをおすすめします。
例えば、「さまざまな保育の形があるんだ」と、学ぶ姿勢です。
最初は素直に受け入れられないこともあるかもしれません。
しかし、一旦自分の中で受け入れて、どんな考えで行われているのか考えてみると、保育観を広げるきっかけになります。
一旦受け入れてみて、それでも「今働いている保育方針が合っていないだけ」と判断したなら、他の園への転職を検討してみましょう。
体力がない
子ども相手の仕事は体力を使います。
元々運動が得意ではない方だと、保育園の体力仕事にストレスを感じてしまうかもしれません。
体力は、一気に上がるものではありません。
毎日の運動習慣から徐々に上がっていきます。
ですので、散歩などの運動を毎日続けることから、体力づくりすることをおすすめします。
ジムへ通って運動するなど、お金をかけてまでやる必要はないですよ。
よく動き、栄養のある食事をしっかり摂ることで、徐々に体力がついていきます。
保育士は向いていないと感じても保育士を続ける方法
保育士を辞めたいと思うほど、保育士に向いていないと感じているなら、理由が何なのかしっかり考えるべきです。
なぜなら、理由によって対策が違うからです。
たとえば、職場の人間関係で悩んでいる方は、他の保育園に転職すれば、仕事が楽しくなるかもしれません。
また、大勢の子どもをみるのがストレスだった方が、小規模託児所へ転職したらストレスが一気に解消する可能性もあります。
ですので、向いていないと感じる理由は明確にしましょう。
イライラして保育士に向いていないと感じるなら転職も選択肢
保育士をしていてイライラが抑えられないなら、仕事を変えてみるのもいいかもしれません。
なぜなら、イライラの原因が解消できる可能性があるからです。
たとえば、担任を任されて見る子どもが多すぎることがストレスの方は、ベビーシッターや小規模保育園など、少数の子どもだけをみる仕事へ転職することで解消するかもしれません。
もちろん、仕事でイライラする原因は多様です。
自分の性格に適した仕事を選ぶことで、一気に仕事のイライラがなくなり、楽しく働ける可能性は十分あります。
私は保育士から、営業事務へ転職経験があります。
実際に転職したことで、見える世界がガラッと変わり、いつの間にか保育園で感じていたイライラは無くなりました。
保育士が転職先として選ぶ仕事のおすすめは「保育士転職ランキング」で解説しています。
保育士向いていない・イライラするを調べる人がよくする質問
保育士はどんな理由で辞めますか?
厚生労働省の調査したデータによると、保育士として就業した者が退職した理由の上位は以下の結果となっています。
- 職場の人間関係(33.5%)
- 給料が安い(29.2%)
- 仕事量が多い(27.7%)
上記の結果から、わかるように人間関係や収入に不満があり、保育士以外の道を目指しています。
口コミでも検索してみましたが、同様の内容を話すものを発見しました。
保育の現場はいつも人がぎりぎりの状況で、休憩はもちろんない、昼食も子どもたちととるのでほっとした時間はなく張りつめているのが日常でした。
NHK
人がいれば…少しでも休憩できる場所があれば…。
やりがいはありましたが常に全力疾走。この仕事を選んでたくさんのことを得られたけれど、子どもを一人で育てることになったときなど、拘束される時間、給与面などを考えたら、違う仕事につくべきだったと思うこともあります。
ですので、多くの保育士を悩ませるのは「職場の人間関係」「給料面の不安」「過剰な仕事量」です。
ADHDは保育士に向いていませんか?
結論からお伝えすると、ADHDだから保育士に向いていないわけではありません。
なぜなら、同じ職場で働く同僚のサポートがあれば、ADHDの方でも勤められるからです。
ADHDには以下のような特徴が見られることがあります。
- 不注意な失敗が多い
- 落ち着いていられない
- 突発的な行動を起こしてしまう
しかし、ADHDの症状も多種多様であり、同じ症状が確実にみられるわけではありません。
ADHDであることを公表し、自分が苦手なことを伝えることで、職場からの理解も受けやすくなるはずです。
もちろん、保育士は子どもたちの安全を守ることが大前提の仕事ですので、危険が及ぶ行動が起こらない体制を構築しておくことは必要です。
まずは自分が苦手なことを同僚に伝え、カバーしてもらえる体制を整え、仕事に取り組んでみましょう。
保育士向いてない・イライラする のまとめ
保育士の仕事をしていてイライラすることは多々あります。
しかしそれはどんな仕事でも同じことが言えますよね。
まずイライラする理由と対処法を知り、自分で解決できることなのか、解決できないことなのか考えてみましょう。
もし解決できないことであり、今の職場を離れることが解消できる手段であるならば、転職を検討してみてください。
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