こんな人におすすめ!
- 派遣の不安定な働き方から脱却したい!
- 次こそ正社員になるために紹介予定派遣を利用しようと考えている
- だから、リアルな紹介予定派遣の失敗話を聞きたい!
たしかに雇用の不安定な派遣社員から正社員に転職するのに、「紹介予定派遣は良いよ」と聞いていても、実際はどうなのか気になりますよね。
結論、紹介予定派遣の失敗談や失敗しない人の行動をマネれば採用率は高まりますよ。
ただし、「紹介予定派遣で失敗する人」の特徴に当てはまっている人は注意が必要です。
紹介予定派遣を利用して、現在正社員OLしているすみが解説します。
紹介予定派遣は失敗だったと感じた理由トップ3
直接雇用後に切り替わったとき正社員ではなく、契約社員としてだった
紹介予定派遣で起こりやすい失敗談について紹介します。
自分の勘違い又は試用期間中に変更されたことが原因で起こる失敗です。
例えば、
「応募の時点から正社員登用ではなかった」ケースです。
この場合では、契約内容を確認できていなかったため発生したミスですよね。
しかし「派遣で働く試用期間中に変更となった」ケースでは明らかに契約違反になるので確認が必要です。
もし試用期間中に変更となったのであれば、派遣担当者に相談しましょう。
但し、このような状況はレアケースです。
ほとんどの会社は、入社前に伝えられた直接雇用後の雇用形態どおりで採用されますよ。
「このまま直接雇用で働かない」と伝えたあとの気まずさ
働いてみて「自分には合わない」と数ヶ月で判断したケースで起こる失敗談です。
期間終了間近で伝えるより、早めに伝えたほうがいいと思っていたので、「派遣先企業の方に期間満了後、辞退したい」と伝えました。
そうしたらガラッと雰囲気が変わり、
上記のような状態になったのです…
たしかに辞める方に仕事を振っても…と思う気持ちを企業側が抱くことは否定できません。
しかし、無視するような行為は明らかなハラスメント行為です。
まず派遣担当者に相談しましょう。
直接雇用になったとたんに…
派遣の雇用条件ではなく、派遣先企業の契約により働くため、派遣社員から直接雇用になったタイミングで業務量が増加することはよくあります。
そのため以下のような状況になるケースもあります。
しかし業務を振られるというのは、派遣先企業から戦略としてみなされている証拠ですよ。
たとえ業務が増えたとしても、そのこと自体が「本来の業務量」の可能性があります。
もちろん明らかに過剰な業務を任せられているのなら、上司に相談した方がよいでしょう。
【紹介予定派遣は失敗だった?】実際にあった私の失敗談
派遣のときの倍以上の業務を任されるようになった
私の紹介予定派遣は失敗だったと感じた話をします。
紹介予定派遣から直接雇用に切り替わったタイミングで「直接雇用になったとたんに…」の見出しで先に話した状況に…
派遣から直雇用になったので「業務量増加」は覚悟していました。
しかし派遣のとき行っていた請求書の財務処理とは全く違う仕事も振られるように…
しんどいと感じるときもありましたが、マーケティング部の仕事を任せられたので、やりがいはありました。
だんだんと仕事の要領を理解できるようになり、今では上司からも「すみさんは先を読んで動いてくれるから仕事がスムーズになって助かるよ」と声をかけられることも増えました。
紹介予定派遣で「失敗した」「後悔した」と感じるのは、「想定と違うことが起きたから」だからだと思います。
- 想像以上に業務が多くて大変
- 想像以上に上司が合わない
上記のような形です。
ですので、「こういうことは起こるかもしれない」「前例で◯◯だった」など、できる限りの情報を集約しておいた方が良いと思います。
多くの経験や情報を事前にインプットしておくことで、想定外を減らすことができるからです。
それに失敗は次に活かしたら失敗じゃなくなりますよ。
経験を次に活かすマインドを持っていたら、かならず希望通りの転職が叶います!
紹介予定派遣で失敗する人の特徴
事前に自分自身で、会社情報を調べていない
会社の情報を事前にリサーチしていないと、良い部分、悪い部分を把握できません。
そんな方は働きはじめた後に、「こんな業務だと思っていなかった」や「給料に不満がある」など、想定外の事態で困惑し、「紹介予定派遣は失敗だった」と後悔してしまうのです。
自分ごとにできないと後悔する可能性を高めてしまいかねません。
自分が入社したい会社の情報は率先して、派遣担当者に質問したり、ホームページ以外に会社社長のSNSなどリサーチしておきましょう。
直接雇用されるつもりで働かない
紹介予定派遣はあくまで双方の合意があって成立します。
直接雇用になるため働きぶりを評価されて、「この人は働いてほしい」と思ってもらわなければなりません。
手を抜いていたり、言われたことがやれていなかったりすると、紹介予定派遣で失敗してしまうかもしれません。
注意してください。
派遣より時給が下がるリスクを考えていない
派遣は時間給で給料が支払われるため、働いた分しっかり給料が支払われます。
しかし社員になると時間換算ではなく、固定給➕時間外の給料体系になります。
社員で働き始めると固定給の支払いとなり、時給換算で給料が低くなってしまったというケースも少なくありません。
紹介予定派遣で失敗しない人の特徴
働きぶりをアピールできる
アピール上手とは言いませんが、「仕事ができる」「きっちり仕事してくれる」といった方は、紹介予定派遣で一旦、働けるのはメリットです。
実践タイプの人は、採用面接では見えない仕事ぶりを働きながら見せられるからです。
実際にはスキルだけじゃなく、コミュニケーション能力など、他の人とどう協力していけるのかが重要であったりします。
やりたいことが明確
自己目標のための通過点として、紹介予定派遣があるという方は、紹介予定派遣を失敗にしないですよ!
なぜなら目標達成の経験値を積みながら働けるからです。
たとえば、
などといったケースです。
上場企業に入りたく一般選考では難しいと思っている方は、紹介予定派遣制度を利用してみるのもアリですよ。
紹介予定派遣も1つの選択肢だと認識できている
紹介予定派遣はあくまで就職活動の手段と考える方も紹介予定派遣で失敗しない人の特徴です。
この考え方ができていないと、「紹介予定派遣だから直接雇用になれなかったんだ」と、他責思考になるからです。
実際に、
- 転職エージェントを利用して転職活動する
- 転職サイトで求人を探す
- 無期雇用派遣を使用して派遣会社の正社員を目指す
など、他の手段はいくつでも出てきます。
1つの選択肢として捉えられるかが大切です!
【紹介予定派遣 失敗】紹介予定派遣の基本情報
紹介予定派遣とは?
最終的に直接雇用を前提に試用期間を設け、派遣社員として働く制度が「紹介予定派遣」です。
2000年に正社員雇用を促進するため紹介予定派遣ができるようになりました。
一般的に3ヵ月くらいが多いです。ただし最長6ヶ月間試用期間が設けられます。
期間中に、本人と派遣先企業側の双方が「このまま引き続き一緒に仕事をしていきたい」と合意された時のみ最終的な契約になります。
一般派遣との違い
紹介予定派遣と一般派遣では以下の3点に違いがあります。
派遣契約期間終了後、直接雇用になる
派遣期間が終わると、派遣社員としてではなく、派遣先企業の社員に雇用が変わります。
一般派遣では社員登用される可能性はありません。
ここが紹介予定と派遣の大きな違いの1つです。
書類選考や面接がある
一般派遣では、面接のみが一般的です。
しかし紹介予定派遣では、直接雇用を前提としているため、審査が厳しくなる傾向です。
そのため紹介予定派遣では、「書類選考+面接」を受けるのが一般的です。
一般派遣より契約期間が短い
紹介予定派遣の契約期間は短く、3ヶ月から最長6ヶ月とされています。
上記期間を終了すると、雇用を延長しない派遣契約終了になるか、直接雇用に移行するかどちらかになります。
一般派遣の場合は原則3年働く制度です。3年を経過したら他の企業を紹介を受け、再び新しい職場で働くことになります。
紹介予定派遣で失敗しないために知っておくべきこと
必ず正社員になれるわけではない
紹介予定派遣は直接雇用を目指した制度なので、正社員以外に契約社員やパート、アルバイトなどで採用されるケースもあります。
そのため必ず正社員になれる制度ではないと知っておかないと後悔する可能性があります。
ですので、どのような雇用形態で採用になるか事前に確認することが大切です。
ただし正社員になれないことを知った上で、あえて「契約社員やパート、アルバイト」を選択するのは1つの手段です。
社員採用が決まっているわけではない
“直接雇用前提”で派遣としてはたらく制度ではありますが、もちろん採用されないケースもあります。
つまり社員になれなかったらクビになります。
もちろん、こちらから「働きたくない」と断ることも可能です。
だからどちらが有利、不利とは言えません。
紹介予定派遣はあくまで正社員になるための選択肢と捉えておくことが大切です。
紹介予定派遣で失敗しないための面接のコツ
面接で伝えるポイント
紹介予定派遣ではたらくための1つ目のハードルは、派遣先企業に選考ですよね。
採用されるためには、自己PRや志望動機など採用試験で何度も聞かれることはしっかりチェックしておきましょう。
例えば、
といった内容はすぐ答えられるよう準備しておきましょう。
それに加え「本気で働きたいという意欲」をしっかり伝えられると、採用担当の見る眼も変わってきますよ。
面接のマナー(準備)
面接では質問に答える内容だけでなく、話し方や基本的なマナーなども面接官から見られています。
例えば、
などです。
派遣会社で受けられる、履歴書添削や模擬試験などを受けて、不安を解消しましょう。
【紹介予定派遣で失敗しないために】良い企業と出会うために会社選び注力する
登録する派遣会社によって扱っている求人も異なるので、あなたに合った良質な派遣先をみつけるためには重要です。
しかし、紹介予定派遣案件数は少ないです。
チャンスをつかむためにも複数の派遣会社への登録をおすすめします!
特におすすめは「スタッフサービス」「テンプスタッフ」です。
2つの派遣会社は、紹介予定派遣案件数のトップ1、2の派遣会社ですよ。
信頼と実績、そして豊富な求人数を誇ります。
派遣会社 | 総合満足度 | 紹介予定派遣 (2023年9月14日現在) | 営業マン対応・サポート力 | 福利厚生 | スキルアップ | HP |
スタッフサービス | 5.0 | 9,456件 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 【無料】公式HPへ |
テンプスタッフ | 4.8 | 6,563件 | 4.5 | 5.0 | 5.0 | 【無料】公式HPへ |
あなたの就きたい職種や、働き方に合わせ派遣会社も選んでいきましょう。
【紹介予定派遣は失敗だった?】よくある質問
紹介予定派遣のデメリットとメリットは?
デメリット | メリット |
派遣元と繋がりのある企業しか紹介を受けられない | 正社員転職より挑戦しやすい |
必ず正社員になれる制度ではない | 有給休暇、社会保険は引き継げる |
求人数は少ない | 派遣担当のサポートを受けられる |
未経験の職種にチャレンジしやすい | |
職場の雰囲気を見てから入社を決められる |
紹介予定派遣で直接雇用される確率は?
紹介予定派遣の通過率は、約32%です。
この結果は「令和3年度 労働者派遣事業報告書の集計結果|厚生労働省」と「独立行政法人労働政策機構」の資料を参考にして算出したものです。
- 紹介予定派遣により労働者派遣された労働者数:22,251人
- 紹介予定派遣で職業紹介を経て直接雇用に結びついた労働者数:12,630人
令和3年度 労働者派遣事業報告書の集計結果|厚生労働省より
22,151➗12,630✖︎100=56.78%
「独立行政法人労働政策機構」の資料によると、紹介予定派遣から正社員になれた人は約57%。
この数字をもとにすると、
正社員になれる確率=直接雇用されたパーセンテージ×紹介予定派遣から正社員になれたパーセンテージ
56.78%×57%=32.36%
紹介予定派遣から正社員になれる確率は32.36%
この2つの資料から推定した数字が約32%です。
紹介予定派遣で採用されたのに切られることはある?
結論、切られることはあります。
ただし、皆勤で仕事も熱心に行なっている社員は滅多にありません。
もちろん会社自体の存続が難しい状態では、解雇される可能性はありますので、会社の経営状況は把握しておくべきですよ。
派遣会社内でも選考はあるの?
派遣会社内でも選考はあります。
なぜなら、適切な人材を派遣先企業に送らなければいけないからです。
「適当に誰でもいいから」と、派遣スタッフを派遣社員として送っていたら、派遣先との信頼関係を壊してしまいかねません。
派遣スタッフの能力やスキル、経験を加味して紹介していますよ!
紹介予定派遣で正社員になりたくないのですが、断ってもよいですか?
断って大丈夫ですよ!
断ってもいい理由は以下の5つです。
- 紹介予定派遣は断っていい理由
紹介予定派遣は、派遣先企業と自分自身のお互いが同意しないと直接雇用に至りません。
言い換えれば、「相手も自分も選べる」のです。 一般的には、会社が働く人を選ぶイメージを抱くかもしれません。
しかし紹介予定派遣は違います。もし自分が「この会社は自分と合わないな」と感じたら断れる制度なのです。
ダメな会社はこちらからお断りしましょう。
「紹介予定派遣で働いてもらったけどウチでは…」
と断られるケースも少なくありません。
紹介予定派遣はあくまで「双方の同意」があって成立します。
だから心苦しいなんて思う必要はありません。
例え派遣先や派遣元の担当者から、引き留めにあったとしても、そのまま仕事をやり続けるのは得策ではないですよ!
たとえ続けたとしても、「やっぱり自分と合わない」ということになり、仕事を長く続けるのは難しいでしょう。
仕事をする上で重要なのは、やはり「やる気」です。
「会社に悪い」などと義理人情で動いてしまうと後で後悔する可能性があります。
直接雇用の約半数は不採用になっています。
派遣元、派遣先どちらが断ったものなのかデータから読めません。
しかし「断わる人が半分もいる」と考えると、あんがい普通のことだと思えるようになりますよね。
参考データ ➡︎ 一般社団法人 日本人材派遣協会
紹介予定派遣では直接雇用が成立すると、派遣先企業と派遣元会社との間で紹介料が発生します。
つまり
- 派遣先企業=いい人材を確保できた
- 派遣元会社=紹介料を受け取れた
上記の構図が成立します。
もしここで「直接雇用➡︎すぐ辞める」選択をしてしまうと、間違いなく揉める原因になってしまいます。
もし自分に合わないと感じたなら、不要なトラブルを回避するため、早めに断りましょう。
【紹介予定派遣は失敗だった?】まとめ
紹介予定派遣の失敗談は?
紹介予定派遣で失敗する人の特徴は?
紹介予定派遣で失敗しない人の特徴は?
失敗しないために知っておくべきことは?
失敗しない面接のコツは?
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